こんばんわ。
和風雑貨【雅-みやび-】の店主です。
皆さん「木版画」と聞くと何を連想するんでしょうか？
恐らく「浮世絵」といった方が色々イメージする人は多いのではないでしょうか？
こちらは浮世絵の中でも有名な図柄ですね^^
この写真の絵は「復刻版画」といって実際現代の「彫師・摺師」さんによって摺られたものなんですよ。
版木に絵をトレースしていくところも全て手作業。
図柄にもよりますが色ごと、濃淡ごとなど１０枚～２０枚前後の版木が必要になるのですが、それを彫師さんが１つずつ彫っていくんです。
その後摺師さんが１色ずつ摺っていくんです。
とても手間も時間もかかる作業です。
ちなみに用紙も手透きの和紙を使用されていたので、江戸時代の技法をほぼ忠実に再現されていることになりますね！
職人の腕次第で出来上がりは雲泥の差だそうです。
特に摺師さんは顕著にそれが出てしまうようで、今後腕の良い職人さんが減っていくんではないかと私は心配しています。
こういった伝統工芸はAIや機械では変われない部分だと思います。
実際全工程を見てきたことがあるからこそ断言できます。
こういった技術は少子化とはいえ国が手厚く保護するなどして後継者育成含め守っていってもらいたいなと思います。
今日のお話はここまで。
また作品のお話などはどんどんアップしていきたいと思います^^
