こんにちは。
和風雑貨【雅-みやび-】の店主です。
今日は関東、朝から冷たい雨や雪が降ったり止んだり。
地域によっては雪が積もっているんではないでしょうか?
明日は関東都心でも雪が積もるというニュースが出ていますね!
特に東京では1cmでも積もると大変なことになります。
以前都心で働いていたことがあるのですが、ちょっとした坂道をタクシーが登れず皆で押したり、雪が積もっているのにピンヒールを履いて出勤している人が歩けず立ち往生している姿を目の当たりにして驚きました。
あまりにも雪慣れしていない人が多いんですね。
さて明日はどうなることやら・・・
雪は好きですか?嫌いですか?
個人的には雪の嫌な思いでもありますが、基本的には好きな方です。
嫌な思い出というのは、雪が解け始めたころの早朝の路面凍結で何度と転んだことがあることです。
スニーカーでも長靴でも滑ってしまいます、、歩き方が悪いのでしょうか?
関西に住んでいたときに一度家の前がひどい凍結で、10m進む間に5回転倒したときは通勤を諦め仕事を休んだ記憶があります。
今回も雪が積もることよりも、そのあとの凍結が恐怖でしかありません、、、
雪が降っている風景、そして積もっている風景はとても大好きです。
どんな景色も雪が降るとまるで1枚の絵のように見えるのでとても不思議な気持ちになります。
夜に降る雪はいつもの真っ暗な夜道ですら、雪が降ることで怖さよりも幻想的な雰囲気に嬉しくなります。
ということで気持ちとしては中途半端に降って凍結してしまうのであれば、しっかり降って雪景色を堪能したいというのが本音ですね。
木版画で見る雪景色「東海道五十三次 蒲原」
そんな雪に対する思いですが、意外と江戸時代の人たちもそうだったのかもしれません。実際雪景色の浮世絵というのは沢山現存していますし、きっと人気絵師たちもこぞって雪景色を描いたのではないでしょうか。
この浮世絵を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
絵葉書や切手、色々な表紙などにも使われる有名な浮世絵です。
日本のみならず海外でもとても人気の浮世絵のため、オリジナルの浮世絵にいたっては状態にもよりますが高額な値段で出回っています。
私もこの浮世絵は大好きな作品の一つです。
「雪」って表現するとなると難しいとおもいませんか?
だって雪って白いですし形の表現というのもむずかしいと思うのは素人だからかもしれませんが、こちらの作品が高値で販売されているのを見るとあながち間違えではない気がします。
実際こちらの作品からは、しんしんと雪が降り続く様と雪が深く積もっている風景がうまく表現されているなぁと感じます。
新雪部分に足を入れると「ボフッ」と足が沈む感じが想像できます。
これを版画で表現しているのがすごいとしか言いようがありません。
今回ご紹介した復刻版画も現代の職人さんが彫って摺って再現したものです。
本物の浮世絵画像と比べて頂きたいのですが、雰囲気含めしっかり当時の浮世絵を再現されているなぁと感心します。
今年雪景色に出会うことがあれば、
ぜひそんな浮世絵のことを頭の片隅に置きながら景色を眺めてみてください。